こんにちは。2019年に富士住建でマイホームを建てたモンチ(@monchi_fuji)です。
今回は、戸建て住宅の『防犯性』のお話です。
家づくりにおいて、『耐震性』『デザイン性』『断熱性』などはよく気になるポイントですが、『防犯性』の高さというのも住み心地に大きな影響を与えるものです。
特にモンチ家のようにアパートやマンションの上階に住んでいた方が戸建てに引っ越すと、外と直接繋がっているので、夜物音などがするとけっこう恐怖を感じます…。
ということで、今回は富士住建の家で為されている防犯対策や、家づくりの際に防犯性を高めるための工夫について、記事にしてみました!
1.基本的な知識
まず本題に入る前に、戸建ての防犯対策について基本的な知識をさらっておきましょう。
・侵入窃盗の3タイプ
警察庁の統計資料 によると、住宅への侵入窃盗のタイプは主に3種類(①空き巣、②忍込み、③居空き)あるといわれています。
- 空き巣・・・住人が留守中に侵入すること
- 忍込み・・・夜間、住人が寝ている時に侵入すること
- 居空き・・・住人が在宅時に侵入すること
そして、戸建てでの発生件数は①の空き巣が1番多いといわれています。
ただ、夜寝ている時に侵入してくる忍び込みの割合も実はけっこう高くて、かなり恐怖を感じますよね。。
・どこからどうやって侵入してくる?
泥棒の侵入ルートや侵入方法は、実はどのタイプの侵入窃盗かによって少し違ってきます。
以下の図から、空き巣に関しては窓ガラスを破って侵入してくるか、無施錠の玄関や窓から侵入してくるパターンが圧倒的に多いことが分かります。
また忍込みや居空きの場合は、無施錠の玄関や窓から侵入してくるパターンが多いようです。
ということで、防犯対策を考えるうえでは窓ガラス破りや、無施錠の対策はとても重要だと分かりますね!
意外に近年はピッキングやサムターン回しなどの手口は減っているようです。
2.富士住建の家の防犯性
では富士住建においてはどのような防犯対策ができるのでしょう?
結論から先に言ってしまうと、実は標準でかなりの防犯機能がついてくるのです。
住み始めて初めてありがたみが分かったものも多々ありましたので、以下にご紹介させて頂きます。
・窓の防犯対策
先述したデータから、泥棒は窓から侵入することが圧倒的に多いということが明らかになりましたね。
ということで、富士住建にどのような窓が標準装備されているか見てみましょう。
ガラス破り対策
ガラス破りの対策として大きいのは、防犯性能の高い窓ガラスが採用されている点です。
泥棒は5分を超えると侵入を諦めるといわれています。
そしてこちらの写真に載っているCPマークは、侵入の試みに対して、5分以上耐えられると判断された防犯性能の高い製品にのみに表示できるマークです(警察庁のホームページより)。
富士住建では、侵入リスクの高い1階の居室と、2階のベランダに標準でこうした防犯窓が搭載されます。
また窓ガラスの後ろに薄っすらとうつっている面格子も標準でついてきましたが、こちらも窓からの侵入を防ぐ対策として有効ですね。
さらに窓の下部には補助錠もついています。
鍵の閉め忘れ対策
次に無施錠(鍵の閉め忘れ)の対策についてです。
特に夜間の忍込みに関しては、窓の無施錠が大きなリスク要因になっていましたね。
富士住建の小さい窓に関しては、『戸先錠』というオートロックの窓がついていて、窓を閉めれば自動で鍵も閉まる仕様になっています。
ちなみに開ける時は取っ手に指をひっかけて開ければ普通に開くので、鍵を開け閉めするという動作がなくて楽チンというメリットもあります。
あとリビングに設置するような大きな窓(掃き出し窓)に関しては、電動シャッターが付いていることが無施錠の対策にもなるでしょう。
こちらのシャッター、リモコン1つで開け閉めできるので全く手間がかかりません。
夜はシャッターを閉める習慣をつけておくことで、万が一鍵を閉め忘れた!となっても、侵入リスクを下げることに繋がりそうです。
・玄関の防犯対策
玄関に関しては、鍵の閉め忘れ対策が最も重要になってくるかと思います。
富士住建の家では、玄関の鍵が開いていることを視覚的にお知らせしてくれる機能がいろいろあります。
例えば玄関ホールを上がったところに付いているボタンで玄関の鍵の開け閉めができるのですが、
施錠されている時(写真左)は緑色、開錠状態になっている時(写真右)は赤色に光って、開錠状態を知らせてくれます。
あと我が家ではキッチン付近にモニターホンのモニターを付けているのですが、こちらも鍵が開いていると赤色に光ってお知らせしてくれるので重宝しています。
夜はここで毎日施錠のチェックをしてから寝るようにしています。
(因みにこちらのモニターでも、鍵の開け閉めができちゃいます。)
そしてもちろん玄関ドアの錠(サムターン)を内側から回すことでも開け閉めはできます。
ドア錠は上下2か所ついているのですが、上のサムターンを回して閉めると、下も連動して勝手に閉まるという仕様になっています。
最近のドアはすごい・・!と、けっこうビックリです。
ちなみにこちらのドアを外から開け閉めする時は、電子キーをカバンに入れておけば、ボタンを押すだけで鍵の開け閉めができちゃうのでとっても楽チン。
あと富士住建のドアはオートロックではないのですが、室内のボタンで鍵を開けた後、しばらくドアの開けないでおくと勝手に鍵が閉まるという仕様になっています。
こうした機能も、鍵の閉め忘れ対策の一環ですね。
(完全にオートロックになってしまうと、私の場合は100%室内に鍵を置き忘れて締め出される事件を起こすので、逆にオートロック機能はなくて良かったなと思っています・・・。)
・その他の防犯対策
その他、防犯対策として嬉しいのは、防犯カメラが標準でついてきたことですね!
防犯カメラが付いているだけで抑止力になりますし、室内のモニターから外の様子をいつでも見られます。
夜シャッターを閉めた後に、外で物音がした時なんかはいつもこのモニターから外の様子を覗いて確認しています。
しかも人が庭を通ると自動で録画してくれるので、不在時に誰か入って来た!という時は後からちゃんと分かるようになっています。
ちなみに設定すれば人が通った時に音で知らせてくれたり、警告音を鳴らしたりすることもできるのです。
このように、富士住建は標準で充実した防犯設備がついてくるので、これだけでも十分安心なのですが、最後に家づくりの際に防犯面で注意しておくポイントもいくつか挙げておきたいと思います。
3.家づくりの際に考えられる対策
警察庁のホームページを見ると、
- 庭木など死角になるものがある家
- ベランダへの足場になるものがある家
などは泥棒のターゲットになりやすいことが分かります。
庭木など目隠しをつけることはプライバシーを確保するうえでは良いですが、防犯上はあまり宜しくないようです。
また2階のベランダへの足場になるもの(倉庫やフェンスなど)の設置に関しては注意が必要ですし、もし設置する予定がある場合は、2階のベランダの窓にもシャッターやセンサーライトをつけるなどの対策が有効かもしれませんね。
あとは掃き出し窓など出入り口になりそうな場所の付近には砂利を敷いておくことも、泥棒が嫌がる対策だといわれています。
(じゃりじゃり音が鳴って目立つので・・。)
ちなみに我が家は勝手口は作りませんでした。
勝手口は一般的に玄関ドアより防犯性能が低いうえに、家の裏側など人目につかないところに設置しがちなので、泥棒に狙われやすいといわれますね。
どうしても生活上必要という場合を除いては、リスクが増えるだけなのであえて勝手口をつける必要はないと思っています。
ホームセキュリティは必要か?
防犯対策といえば、セコムやALSOKなどのホームセキュリティも思い浮かびます。
富士住建の家は先述したように標準的な防犯設備がしっかりしているので、個人的にはそこまで必要性を感じていません。
自分が泥棒だったら、数多くある家の中であえて防犯カメラや防犯ガラスがついている家を狙うことはしないかなぁと思います。
(ホームセキュリティを頼むと、機器の設置費用だけでなく、毎月の維持費用も発生しますしね・・。)
ただホームセキュリティもないよりはあった方が安心なのは事実です。
もしホームセキュリティを契約する場合は、配線を壁の中に隠すために建築段階から打ち合わせが必要になることもあるので、早めにセキュリティ会社に連絡をとってみることをオススメします。
4.さいごに
ということで、最後までお読みいただきありがとうございました。
住宅の耐震性や断熱性に関しては、『耐震等級』『断熱性能等級』などのワードで話題になりがちですが、意外に防犯面って見落とされがちだなぁと感じます。
本記事が、これから家づくりをされる皆さんのお役に少しでもたったなら幸いです!