こんにちは。2019年に富士住建でマイホームを建てたモンチ(@monchi_fuji)です。
注文住宅で家を建てる際に、間取り決めはとても大事な要素ですよね。
富士住建も自由設計なので、我が家も間取りにはとても悩みました!
そこで今回は間取りを考える際のオススメの決め方や、我が家の間取りの良かった点・後悔した点などをブログ記事にしてみました。
まさに家を建てる前で間取りに悩んでいる!という方のお役に立てれば幸いです。
目次
1.間取り決めのプロセス
・優先順位を決める
我が家で1番やって良かったと思うのは、まずどんな家にしたいか?どんな生活がしたいか?という優先順位を決めることです。
そしてそれを営業さんなど担当の方に伝えることです。
我が家は新築に引っ越す前までは、築30年以上のすきま風吹きすさぶアパートで生活していたので、『とにかく暖かい家に住みたい!』というコンセプトをもっていました。
そのうえで、主に以下のような優先順位をつけて間取りを考えていきました。
- リビング階段にしたい!
- 家事が楽になる動線にしたい!
- キッチンから子どもがよく見える間取りにしたい!
その他、例えば以下のような細かい点も反映させたいなと思っていました。
・玄関を開けたら部屋の中まで見えてしまう間取りは嫌(宅配便とかが来た時のプライバシー確保のため)
・脱衣所+お風呂場はリビングやキッチンから直接行けるようにしたい(冬場寒いので廊下を経由したくない)
・逆にトイレは廊下を経由して行くようにしたい(さすがにリビングとトイレのドアが直接繋がっているのは嫌ですよね・・・)
要望を上げるとキリがないですが、優先順位をつけることで顧客も住宅メーカー側も考えやすくなるのではないかと思いました。
(そして多分全部要望を叶えるのは無理なので、ある程度妥協するためにも優先順位は必要かと。)
・営業さんからの提案を受ける
我が家では優先順位をつけて希望を一覧化した紙を、まず担当の営業さんに渡しました。
すると、『リビング階段は寒くなるかもしれませんよ』と教えていただき、早速優先順位の1番目の希望が崩壊しそうになりました(笑)
リビング階段といえば開放的な吹き抜けをイメージしますが、吹き抜けにしちゃうと暖気が上に上がっていくので、リビングが寒くなりがちなのです。
子どもが中高生になった時とか、リビング階段にした方が顔を合わせる機会も増えてコミュニケーションも取りやすいだろうな~という思惑がありましたが、暖かさには代えられない・・・。
ということで諦めようかと思っていたところ、『でも、吹き抜けにしなくてもリビングを通る間取りにする方法ありますよ』という提案がありました。
具体的には、
- リビングの奥に階段を配置して、リビングを通らないと2階に行けない設計にする
- 階段の手前に引き戸を設けて、暖気が逃げるのを防ぐ
という設計です。こんな感じのイメージですね↓↓
これは良いなと思ったので、営業さんからこのイメージで何パターンか間取りを提案していただくことになりました。
モンチ家の試行錯誤
通常は営業さんから提示してもらった間取りに対して、顧客側が要望を言って修正していく流れになるかと思うのですが、我が家(というか私。笑)は間取りのこだわりが強くて、途中から自分で図面を書きまくって『こんな間取りできませんか!?』と営業さんに聞いていました。
もちろん建築の知識は一切ない素人ですので、ざっくりとした図面です。
最初はWordにマス目を作って印刷して手書きで書いていたのですが、途中から担当の方が気を遣って図面用の用紙(↓写真の右側)をくれるほどでした(笑)
一応素人なりに全体的な&各部屋の畳数は計算して、調度良くおさまるように書いていました。
(正方形2マスで1畳分になるように書きました。あとは採光のことや、XXセンチのダイニングテーブルを置くにはXX畳のスペースが必要、なども都度ネットで調べながら・・・)
とか、
とか、
日々試行錯誤です。
特に富士住建は大きめの風呂(約3畳)が標準になっているため、間取りを作るうえでは風呂がすごい邪魔でした(笑)
でも結果的に、こちらがイメージした間取りがほぼそのまま形になりました。
(もちろん構造上、柱を立てなければならないところがあったり、余ったスペースに書斎をつけてくれたり、素人では思い至らない部分での修正はしっかりやって頂きました。)
普通はここまでしないと思うのですが、やっぱり自分自身でも生活をイメージしてみて暮らしやすい間取りを考えるというのは大事だなと思います。
・とにかく測る
あと大体の間取りのイメージが決まったら、家具やコンセントの配置まで考えて測りまくることも大事だなと思います。
例えばこんなベッドルーム↓を作る際には、まずは(新築に引っ越す前の)自宅のベッドなどの幅や高さを測りました。
そして、
- 自分の家のベッドに最適な照明の高さ&間隔はどれくらいか?
- ベッドサイドテーブルを置くには何センチの幅が必要か?
- ベッド下収納(引き出し)を引き出せるようにするにはどれくらいのスペースが必要か?
- スマホを充電するコンセントの高さや左右の位置はどの辺が良いか?
など、考えながら家づくりをしていきました。
けっこう大変な作業ですが、後々の住み心地やデザインに大きく影響してくるポイントだと思います。
2.完成した我が家の間取り
我が家は35.5坪(2階建て)で、将来的に夫婦+子ども2人の4人家族で住むことをイメージして設計しました。
完成した1階の間取りがこちらです↓↓
そして2階の間取りはこちら↓↓
3.我が家の間取りの良かった点
まず我が家の間取りの良かった点からご紹介したいと思います。
①家事&生活動線が最高
あくまで我が家の生活スタイルを考えると、最高という話なのですが。
いくつかこだわって良かったと思う点をご紹介したいと思います。
洗濯は、洗う→干す→畳む→しまうの移動を最小限に!
実はリビングの北側にある洋室なのですが、こんな感じでカラーボックスと、『ウォーリー』という室内用の物干しがついております。
この物干しスペースがあることで、洗濯物を洗う~しまうところまで、最小限の移動でできてしまうのでとても楽です。
ただし実は我が家は戸建てに引っ越す際にドラム式洗濯機を導入し、乾燥までドラム式洗濯機で済ませてしまう生活になりました。
なので実質的に②の『干す』作業はなくなり、洗濯機からフワフワに乾いた洗濯物をリビングに放り投げ(笑)、畳んでカラーボックスにしまうという作業だけで済んでいます。
(ウォーリーは、冬場や来客時にコートなどをかけておくスペースとして活躍中。)
1階と2階の往復は極力なくす!
洗濯の話には続きがあって、カラーボックスに普段使う衣類が入っているので、朝出かける時&お風呂の際に2階に洋服を取りに行く必要がありません。
(季節外れの衣服や普段着ないオシャレ着的なものたちは、2階のウォークインクローゼットに入れてあります。)
またリビングの北側にある4.5畳の洋室は、2方面に引き戸がついているので、着替える時には引き戸を閉めてしまえば外からも見えなくなります。
なので、洗濯物をしまった洋室のカラーボックスから服を取り出して、そのまま洋室で着替えまでできてしまうのです。
子どもが大きくなれば2階の自分たちの部屋で着替えたいかなーと思うので、その時はカラーボックスに入れた洗濯物を各自で持って上がってもらうシステムにしようかと考えています。
(ママは横着魔人なので、断固として2階に上がりたくない。笑)
ということで、寝る時以外は全ての生活を1階で済ませられるという点はこの間取りのメリットかと思います。
手洗い&ご飯の準備も問題ナシ
その他の生活動線も特に問題ないかなと思います。
例えば外から帰ってきたらすぐに洗面台で手を洗える動線になっています(場合によっては子どもの泥んこの服を脱がせて、そのままお風呂に直行)。
またご飯の準備もダイニングからキッチンまでの距離が近いのでまぁ楽にできます。
②子どもの様子がよく見える
リビングの北側にある洋室(子どもの遊び場にもなっている)の扉を普段開けっ放しなので、洋室やリビングにいる子どもの様子がキッチンからよく見えるというのも我が家の間取りのメリットだと思います。
洋室の方から見ても、キッチンに立っているママがよく見えるので、安心して遊んでいる様子があります(柱は邪魔ですけれど)。
こうしたシームレスな空間にしたことで、広々としている感じがするのも良かったなぁと思うところです。
③冬場、暖かい
先述したとおり1階での生活がメインになっており、2階に上がる階段との間に仕切りもあるので、日中の生活空間は暖かく保たれています。
富士住建の家に住み始めてから2年が経ちますが、未だに『あの時営業さんが吹き抜けを止めてくれて良かった・・・』と夫婦で話すことがあります(笑)
無駄な暖房を使っていないので、光熱費を抑えつつ暖かく過ごせるというメリットもありますね。
(光熱費がいくらか知りたいか方は、こちらの記事をご参照ください👇)
(断熱性についての記事もあります👇)
またお風呂場がリビングと接しており、リビングから暖気が流れやすいせいかお風呂に入る時も割と暖かいです。
4.我が家の間取りの悪かった点
続いて、我が家の間取りで後悔した点や、妥協した点をご紹介させていただきます。
①バルコニー広すぎ問題
まず真っ先に思い浮かぶのはこれですね。2階のバルコニーを大きく作りすぎました(笑)
お布団やら子どもの洋服やらを一度にたくさん干せるように!と思って、約4畳分のバルコニーを作りましたが、ドラム式洗濯機を買ったこともありほぼ活用できておりません。
しかもしかも、バルコニーの屋根を拡張した分のオプション料金が約38万円もかかっております!
お布団を干す程度なら、標準のバルコニーで良かったなぁ・・という感じです。その分、寝室も広くできましたしね。
とはいえ、日当たりが良くて人目がないというせっかくの空間なので、
- 夏場に子ども用プールを設置して遊ばせる(庭より涼しくて良い)
- 将来的にガーデンテーブル&チェアを置いて、テラス風にしてお茶を楽しむ
などの活用案を考え中です。
②玄関がせまい
こちらは間取りを作る段階から分かっていましたが、やむをえず妥協した点です。
我が家の玄関は、ホールも含めて2畳分くらいしかありませんので、全体の家のサイズからするとかなり小さめかと思います。
普段はベビーカーを1台置いていますので、家族みんなで外出となるとちょっと狭いです。
因みに我が家の玄関がここまで小さくなったのは、例の約3畳の広々お風呂のせいなのです(笑)
風呂がもうちょっと小さければ、玄関のスペースを確保できるのに・・・!と苦悩していました。
でも住んでみて思うのが、1日のうち3分もいないであろう玄関を広くするより、広いお風呂に30分ゆったり浸かった方が断然QOLが上がると感じます。
ということで結果的に、広いお風呂が標準でついてきたことは良かったと思っています。
ただもし全体的な広さに余裕があるお宅の場合は、もちろんもうちょっと玄関も広めに作ることをオススメしますね。
③トイレがダイニングと近い
こちらも間取りを決める段階で懸案事項になりつつ、どうしても全体の配置を考えた結果妥協した点ですね。
ダイニングからトイレに行くには扉を2枚隔てて行くようにしたので、そこは良いのですが、やっぱりダイニングの真後ろにトイレがあるというのは少し気になります。
特にお客さんが来てダイニングで長時間飲み食いしている時に、誰がトイレ入ったとか分かってしまいますし、やっぱり廊下を挟んで反対側にトイレを作るとかの配置にしたかったというのはありますね。
④プライバシーや音の問題
これはリビングを通らないと2階に行けない設計にしたことの裏返しなのですが。
将来子どもが友達を家に呼んだ時などは、リビング・キッチン・ダイニングなど全て通るので見られてしまうというデメリットはあります。
特にキッチンは玄関を入ってすぐに目に付くので、来客時はキレイにしておかないと!と思います。
あとは2階の間取りについて、部屋と部屋の間には収納スペースなどを置いてできるだけ隣室の音が漏れないようにしたいなぁと思っていました。
西側の洋室2部屋についてはそれが実現できたのですが、南側の寝室と洋室の間は壁1枚になっている部分もあります。この辺も、妥協点ですね。
5.さいごに
最後までお読みいただいてありがとうございました。
今回記事を書いていて改めて思うのは、やっぱり自分たちの生活を具体的にイメージして、生活スタイルに合った間取りを考えるのって大事だなぁということです。
今の家は我が家にとっては最高ですが、家族構成や重視するものはそれぞれ違ってくるので(例えば我が家は風水などはガン無視です)、こういう家もあるんだなぁという参考程度に見て頂ければと思いました。
家を建てるというのは大変な作業だと思いますが、家族で苦労して熟考して完成した家はとても愛着がわくものだと思います。
やっぱり建ててから2年経った今でも、『ここはこうして良かったよね~』と夫婦で話すことがけっこうあるのです。
ということで、本記事を読んでくださった方々も良い家ができますように!陰ながら願っております^^)/~~